主人が昨年うつ病になりました。
主人はもともと天真爛漫なポジティブ人間・・・なので青天の霹靂でした。
先に結論を言いますと、現在は心身ともに健康になり生き生きと過ごしています。
主人が鬱になってからの経緯と、お薬なしでどうやって完治したのかをお話しします。
主人は大学を卒業してから30年以上、ある会社に勤務していました。
その会社はいわゆる同族会社で、主人は大学を卒業してすぐにその会社に入りました。
同族会社って聞こえは格好良いかもしれませんが、なかなか難しいようで
主人はある特定の人間関係にかなり苦労しました。
主人はその苦手な上司の良い面を見ようと、本人なりに努力をしていたようですが
いつまでこの人の下で
働くのかな・・
周期的にこう言ってました。
「主人が精神的に大変なのはわかるけど、このお給料がなくなるのは痛い〜」
これが私の正直な気持ちでした。
ある夏の日の昼間、突然主人が帰ってきました。
「会社辞めてきた」
「そうなんですね〜お疲れ様でした」
はい、試合終了 
こうして主人の30年以上にもわたる会社生活はあっけなく幕を閉じました。
いつかこんな日がくるかもと
心のどこかで思ってたかも
こういう場合、普通であれば何度かハローワークに通って失業保険を受給しながら次の仕事を探すのでしょうが
主人は親の庇護のもと恵まれて育った、ある意味世間知らずのおぼっちゃま。
失業保険なんて
いっらないよ〜
以前から興味を持っていた投資家への道を目指し始めたのです。
「大丈夫、いけるいける〜」
という主人の言葉を信じて、私達家族はそれまでと変わりなく普通に生活していました。
４月のある朝、私が起きてくると、リビングにいる主人の表情に異変を感じました。
「不安でな・・」
詳しく聞いてみると、投資でかなり資産を減らしてしまったとのこと。
そして情報商材にも幾らかの投資をし、調べてみると中には明らかな詐欺まがいのサイトにも支払っていました。
「これからは勝手に判断しないで！全部私に相談して！」
と強く言い放ってしまったのです。
「すぐに何か仕事を探さないと！」
私がスマホで調べ、自宅からすぐのところに主人が勤めていた同じ業種の会社があり、再就職することになりました。
ところがその会社は田舎の零細企業、建物も設備も昭和並みに古く、慣れない雑然とした環境の中、主人は段々と気持ちも萎えていきました。
食欲もなくなり、３ヶ月も経たないうちに退職することになりました。
そして段々と夜も寝られなくなってきました。
元々は５秒で寝つける主人ですが、夜中の２時頃目覚めてしまい、朝まで寝られない時が続きました。
メンタルが大変な人が
いかに多いかがわかったわ
お薬がきつすぎるワン？
鬱になった主人に対して、私の不用意な言葉で傷つけ取り返しのつかないことになってはいけない
そう思った私は、インターネットで「鬱の人に対する接し方」を調べ始めました。
そうして見つけたのが崇高クリニック
荒木博士の提唱する「断糖」です。
クリニックに電話をし確認すると、予約制ではないとのこと。
「今日の午後空きがありますよ」と言われ、一旦電話を切ったものの
再度電話をし「今日伺います！」と。
一刻も早くなんとかしたいという気持ちで、電車で片道３時間の道のりを病院へ急ぎました。
その頃主人は車の運転すら出来ず、とても出かけられるような状態ではなかったのです。
やっと到着した病院は、とてもすいていました。
約束の３時に診察室に入ると、かなり高齢っぽい先生が座っておられました。
先生は慣れた口調で「癌で来られましたか？」
「いいえ、鬱です。主人の代わりにお話を聞きにきました。」と私。
先生は１時間にもわたって食べ物と脳の関係について説明してくださいました。
かいつまんで言うと、鬱という病気は糖による脳のトラブルであり、完全に糖質を断つことで回復している事例がたくさんあるとのこと。食べ物についてとても詳しくお話しして下さいました。
荒木先生は、薬も漢方１種類しか出されませんでした。それで病院が流行っていない理由がわかりました。
みんなお薬を出してもらう方が
安心できるのよね
何の医学の知識もない私が言うのもおこがましいのですが、荒木先生の真摯な態度、一生懸命にお話しくださるお姿にふれ、本来の医師のあるべき姿のように思いました。
すごい先生だワン
初めて聞く内容ながらも妙に納得した私は、早速その日から精神科のお薬をやめ、糖質をできる限り排除した食事内容にして主人に食べてもらいました。
主食は断糖と美味く付合うSHOPにて小麦ふすまのパンを購入
１ヶ月後、主人が自ら車を運転して病院に診察に行けるようにまで回復しました。
でもその時はまだ
先生「どうですか？」
主人「やる気が出ないです・・」
というような会話をしていました。
ところが、断糖生活を続けていった主人は徐々に以前のような姿を取り戻し
とりあえず体力を回復するためにと、再び別の会社に勤め始めることになったのです。
今でも主人は、完全な断糖とまではいかないものの、主食の小麦ふすまパンはしっかり続けており
外食などでは普通の食事を摂りますが、家では気をつけて糖質オフを心がけています。
主人曰く、体調は若い頃よりも今の方が良いとのことです。
荒木先生のところに伺ったのはその２回だけなのですが、断糖に出会えて良かったと本当に感謝しています。
